医者はなぜベンツに乗るのか?
2017.01.20 | マーケティングブログ
![](https://www.typography.jp/wp/wp-content/uploads/2017/04/a379356aa4e19715a30d4ef103304469_m-790x290.jpg)
先日、髪を切りに自転車で行ったときのこと。
気温5度の中ダウンジャケットを着て走る自転車から白い息を吐きながら走っていました。
その美容室は最寄駅の隣駅にあって自転車で10分くらいかかります。
そしてその隣駅まではアップダウンが激しく、3度登ったり下りたりしなければなりません。
最寄駅までの最後の坂、隣駅までの最後の坂の手前に病院があります。
その日も最後の坂を上りきるといつもの病院が見えてきます。
そのあたりは一般の住宅街になっています。
住宅街の区画を2つ分使って建てられたその病院には来客用の駐車場と医院用の駐車場があります。
来客用は3台分、医院用は1台分。
開業医だと思われるその病院の医院用駐車場には医院長用の車が停まっています。
外車です。
最近新しい車に変わったようです。
ベンツ。
5年程、この病院の前を通りますがいつもベンツです。
美容室までさらに自転車を漕いでいくと、隣駅までの最後の坂に差し掛かります。
その坂の手前にもう一つの病院があります。
こちらもおそらく開業医。
この病院はベンツの病院より、ちょっと小ぶりで来客用駐車場が2台、医院用が1台です。
当然こちらの駐車場にも外車が停まっています。
BMW。
この前息子にせがまれてビデオレンタル屋に行った帰り道。
いつもの大通りが混んでいたので裏道を通ることにしました。
こちらの道はちょっと細いけど混んでることはないので、大通りが混んでる時はこちらに回ります。
その裏道沿いにも病院があります。
こちらの病院はベンツの病院と同じくらいの規模でガレージタイプの医院用駐車場が2台あります。
当然外車、そしてベンツ。
しかも2台。
なんで病院の先生はベンツやBMWに乗るのでしょうか?
病院の先生はベンツやBMWに乗る、この法則は大体当たります。
あなたも家の近くの病院に停まってる医院長の車を見て見てください。
ベンツだと思います。
その理由をずっと考えてたんですが、今まで答えを見つけることができませんでした。
でもこの前肌荒れの薬をもらいにちょっと病院に行ったときに気づいたんです。(乾燥肌なもので)
先生の話を聞いてる時にふと机に目をやるとカルテが置いてあります。
そしてそのカルテには何やら外国語で診断内容が書いてあります。
さて何語でしょう?
そうドイツ語です。
診断書とは呼ばない。
カルテ自体がドイツ語で診断書という意味です。
そのカルテにドイツ語で診断内容を書く。
医者がどういった勉強をしているのかは知りませんが、ドイツ語でやることになってるんじゃないでしょうか。
だから毎日ドイツ語に触れることになる。
毎日触れてるものは親しみがわいてくる。
そしてドイツ自体が好きになる。
そうなると車を選ぶのにもドイツ車を選らんでしまう。
だからベンツだったのか!
たしかに外車って言ってもボルボとかジャガーとかドイツ以外の国の外車に乗ってるのは見たことがない。
価格帯で考えてもレクサスには乗らない。
やっぱりドイツ車。
もしドイツを否定すると自分の仕事自体を否定することになる。
それは大げさですかね。
重要なのは毎日触れていると親しみを感じやすくなるということ。
親しみを感じてもらうには、深くなくてもいいので回数を重ねること。
これは顧客との付き合いで使うことができます。
まる1日かけて会うよりも、毎日少しずつでもいいからコンタクトを重ねる。
あなたは顧客との付き合い方をどうしていますか?