なぜあの店はつぶれてしまったのか?
2016.04.19 | マーケティングブログ
「あ~、お店がつぶれてる、、、」
朝ウォーキングをしていた時のことです。
最近は夕方のウォーキングにしてたんですが、雨が降っていたのと夕方だとウォーキングを先延ばしにしてしまうことが多々あったので朝ウォーキングしていました。
夕方だとiphoneのタイマーをセットしてるけど反射的にアラームを消しちゃう。
2度寝する中学生みたいなもので一向にウォーキングに行く気が起きませんでした。
仕事にも波があって波に乗ってるときは乗り続けていたい。
サーフィンみたいに波に乗ってる状態が気持ち良かったりします。
だからそれを邪魔するアラームを消しちゃう。これが習慣になると良くないからまた朝に戻してみました。
朝に戻したからってウォーキングルートが変わるわけでもなくいつものコースを20分くらい歩きます。
そして歩いて3分後くらいにつぶれたレストランの脇を通ります。
大きな幹線道路沿いにあったお店です。
こういった建物をみると悲しくなりますね。まだ次のお店は入っていません。
特徴的な建物だったからそのまま居ぬきで使うのは難しいかもしれません。
外観はだんだん腐朽が進みます。裏に置かれたコンテナ風のゴミ箱には事務用の椅子とか机とかが捨てられています。終わった感が漂う、、、
ここの脇を通るといつも考えちゃいます。
「なんでつぶれちゃったんだろう?」
って。
このお店は単独店ってわけじゃありませんでした。個人オーナーがやってた店とかじゃない。
チェーン店です。
調べてみるとグループ全体で150店舗くらいあります。
そんなに小さなチェーン店でもありません。そこそこの規模があります。
だから150店舗分で導き出した仕組みがあってそれをこの店舗にも使っていたはずです。
実際、つぶれたこのお店以外の別店舗は問題なく運営できているみたいです。
でもこの店舗はつぶれました。
なぜ?って思いませんか?
1つ考えられるのはリーダーの問題。お店のトップの問題かな?と思います。
99%はリーダーで決まると言われています。
もう一つ考えてみたのが「仕組みの歪み」。
150店舗分の仕組みがあるがために逆の効果をもたらしたんじゃないか?ってことです。
150店舗も増やせてるってことは勝ちパターンを持ってると思います。
こういったターゲットがいるエリアにはこういった雰囲気のお店で、場所はこういったところで、規模はこのくらいで、メニューはこれで、オペレーションはこうで、、、ってやり方が決まっていたと思います。
でもそのおかげで考えることがストップしちゃったんじゃないかと思います。
勝ちパターンで勝ってきた。
これを続けてると「これさえやってれば勝てる」みたいな感じになってきます。
これって怖いですよね。
なぜかって?
そんなことはありえないからです。
ずっと勝ち続けるパターンなんてありません。
常に良いアイデアを考え出してほころびが無いか見てないといけません。
それを頭に入れとくことが大事じゃないかな?とお店の前を通るたびに思います。