問い合わせフォームの作り方
2016.07.15 | マーケティングブログ

先日問い合わせフォームの入力内容についてのご相談があったのでシェアします。
その相談内容とは
「電話番号を追加したい」
とのことでした。
それがどうなのかということの前に問い合わせフォームの入力内容にもお客さんの心理抵抗のレベルがあるのをご存知ですか?
例えば本名を入力するのとニックネームを入力するのではどちらが気軽にできますか?
じゃあメールアドレスを入力するのと電話番号を入力するのでは?
ニックネームを入力してメールアドレスを入れるほうが気軽じゃないですか?
ハードコンタクトになる可能性が上がれば上がるほどお客さんの心理抵抗は上がっていきます。
ハードコンタクトっていうのはあなたとお客さんが直接やりとりする方法。
訪宅とか電話とかがハードコンタクトになります。
ハードコンタクトの反対はソフトコンタクト。直接はやりとりしない方法です。
手紙とかメールとかがソフトコンタクトになります。
つまりお客さんに「家に訪問されるかも」「電話がかかってくるかも」というように思わせると反響が取りづらくなるということです。
なのでフォームを作る場合はそ反響が取りづらくなる項目を作らないようにするか心理抵抗を下げる方法を考えたほうがいいです。
問い合わせフォームによくある入力項目を心理抵抗順に並べると次のようになります。
【心理抵抗高い】
住所
↑
電話番号
↑
本名
↑
メールアドレス
【心理抵抗低い】
次に考えるべきことは入力の手間。
今のお客さんはかなり面倒くさがりです。
入力しなきゃいけない項目が多すぎるとすぐに入力をやめます。
特にスマホは入力がしづらいのでよく考えておく必要があります。
それ以外にも入力中に子供が泣き出したとか、メールが届いたとか、、、そういった外部要因にも邪魔されやすい環境になっています。
つまり入力はできるだけ簡単に手早く終わらせられるようにしなければいけません。
そうじゃないと面倒くさがったり外からの邪魔が入って後回しにされます。
後回しにされたら戻ってくることはありません。
その場で入力を完了してもらわなければいけないんです。
考えることは「手間を減らしてすぐに入力が完了できるようにすること」です。
なのでユーザーの心理抵抗と手間をの2つ考えた場合、こちらからハードコンタクトしたり郵送したりすることが無いなら、問い合わせフォームの入力内容は名前とメールアドレスだけに抑えておいたほうがいいです。
今回の電話を項目として追加したいという相談は、問い合わせいただいたお客さんにメールを送っても届かずに返ってきてしまうというのが理由のようでした。メールが届かないから電話でも連絡を取れるようにしておこうという考えです。
こういった場合でも心理抵抗を上げずに連絡を取るための別の対処方法があるのでそれを使ったほうがいいですね。
それくらいお客さんの心理抵抗については考えなくてはいけません。
せっかく問い合わせフォームまでたどり着いてくれてあともう少しで問い合わせにつながるのにそこで止められたらもったいないと思いませんか?
でもお客さんの心の中に土足で上がり込むようなことをしようとしたら問い合わせを止めてしまいます。
問い合わせフォームの内容を変更するだけで問い合わせ数がガンと上がることはよくあることです。
あなたは問い合わせフォームで「どうせならいろんなこと聞いておきたい」といっていろんなことを書かせようとしていませんか?