外壁塗装ブーム その4
2016.09.02 | マーケティングブログ
ウチの周りの塗装ブームの記事も4回になってしまいました。
塗装ブームはここ1年で7件。
わずか近隣区画60棟での話です。
その発端となったのが土地の売却ブーム。
その土地が売れて新しい家が建ち、古い家の人は自分の家の汚れが気になって綺麗にしたくなる。
そして綺麗にするために塗装工事を行う。
一昔前まで外壁の塗り替えは口コミで広がっていくというのがありましたが最近は様子が違う。
ウチの周りの7件も全て別の会社が塗り替えました。
じゃあ何でこんなことが起きてるのでしょうか?というのが前回までのお話でしたね。
例えば「近所つきあいが面倒くさい」といった声、あなたもよく耳にするんじゃないでしょうか?
昔ほどお隣さんと深く付き合うことが減っているのではないでしょうか?
これはマンションが売れる理由の一つです。
余計なことは干渉されたくない。
ベッドタウンなど全く別の地方出身の人が集まっている場所なんかは特にその傾向が強いんじゃないでしょうか?
当然お互いの関係に一種の壁ができています。
そうすると口コミが通用しづらくなってきます。
「お隣さんが佐藤塗装店で工事したからウチも」なんて思わないですよね?
反対に「同じ会社で工事して『あら、小林さんもウチと同じとこで工事するの?』なんて面倒くさい近所つきあいに巻き込まれたくない」というのが本音かもしれません。
この近所付き合いが希薄になっているというのがウチの周りの7件が全て別の会社で塗り替えた原因の1つです。
もう一つは買い手が持っている情報が増えたことです。
一昔前までは広告と口コミ以外に情報源がありませんでした。
広告と口コミで判断するしかなかったんです。
専門的になればなるほど売り手しか情報を持っていなかった時代です。
住宅販売であれば営業マンしか家のことが分かっていなかった。
情報を知らない買い手はそれに従うしかありませんでした。
それが今や買い手も家のことを知ることができます。
ネットのおかげです。
玉石混淆で正しい情報、間違っている情報がありますが、専門家が情報を提供したりもしているので良い情報も発信されています。
それによって今まで情報を持つことができなかった買い手が売り手と同じ情報を持つことができるようになりました。
塗り替えで考えると、営業マンが売り込みに来てもその場で判断しなくて良くなる。
即決しなくてもゆっくり後から情報を得ることができるわけです。
そして調べれば調べるほどに色々な会社があることにも気づいてきます。
その営業マンが言っていたことが本当なのかウソなのかも分かってきます。
その結果、自分で判断して自分に合った会社を選べるというわけです。
それがもう一つの理由です。
いかがでしょうか?
あなたの広告展開のお役にたったでしょうか?
口コミが広がりづらい、ネットの活用でウソやオーバートークは見抜かれる。
じゃあ何もできないのかというとそうではありませんよね。
どうすればいいのか一度考えてみてはいかがでしょうか?