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通販の行方

2017.10.20 | マーケティングブログ

    雨が続いていますね。

    こんな雨の日が続くと外に出るのも傘をさして濡れてもいい靴履いて、背中を丸めながらなるべく雨に当たらないようにゆっくり歩いていきます。

    外に出るのが億劫になります。

    そんなとき便利なのがやっぱり通販です。

     

    それは国内物流が堅く伸びていっていることからも分かります。

    人手不足が続いていますが早く解消するといいですね。

    運賃も適正になることですしね。

    物流が伸びている大きな要因の一つは通販です。

    個人、法人共に通販で物を手に入れることが多くなりました。

     

    アマゾンは個人だけでなくAmazon Businessという法人、個人事業主向けのサービスも始めていますしね。

    これから伸びていくんじゃないかな?と思います。

    そんな物流が伸びているもう一つの要因ではないかと思うことがあります。

    ここ1年くらいの新聞を見ていて感じたことです。

    それは何でしょうか?

     

    新聞というとその紙面の半分は広告であるということは以前お話したと思います。

    その広告の内容が変わってきているんです。

    広告は大きく書籍、雑誌、通販といった感じに分かれます。

    その通販広告の変化が大きいんです。

    以前であれば中堅どころの通販会社の広告が大半でした。

    やずやとかわかさ生活とか再春館製薬とかそういった通販の老舗のような会社です。

    そういった会社が扱いだした商品を他の通販会社が真似して売っている感じでした。

    にんにく卵黄とかブルーベリーアイとか、そういった商品です。

     

    以前はそういった商品を真似するのは二番手の会社がほとんどだったんです。

    それが今は違う。

    どこが真似してるかというと大手なんですね。

    一部上場しているような最王手です。

    そういった会社がお金に糸目をつけずにガンガン広告を売っています。

    それは新聞広告だけではありません。

    インターネットでも同じ状況が起きています。

    ガンガン広告を出しています。

     

    するとどういったことが起きるのか?

    老舗の通販会社は顧客を確保できているからまだ戦えますが、二番手とか新規参入組はどうなるでしょうか?

    おそらくかなり苦戦すると思います。

    マーケティングの基本セオリーは広告費を一番かけられたところが勝つということです。

    新規客に販売するフロントエンド商品の広告費をかけられるほど新規客の数が大きくなり、後のバックエンド商品販売での利益が大きくなります。

     

    バックエンド商品を数多く売るには新規客の数を多くするのがキモなんですね。

    その新規客の獲得に大手企業が規模を活かしてお金を掛けています。

    すると二番手とか新規参入組よりも新規客を獲得できます。

    新規客を獲得できればバックエンド商品が売れて利益が上がります。

    利益が上がればさらに新規客獲得の広告に再投資してさらに新規客を増やしていく、、、

    といった良いスパイラルができてきます。

     

    こういった状況を大手は狙っているんでしょうね。

    大手がそういったことをやるくらい通販の市場規模が大きくなっているということです。

    新聞を見ていて気付いた通販業界の今後の行方でした。

ブログ執筆者

岩崎 良 計400社以上の工務店・建設業のホームページの立ち上げ・運営・コンサルティングを行ってきた工務店マーケティングのエキスパート。大手建材メーカー時代には年間数100万PVにもなる新築、リフォームのポータルサイトの立ち上げ・運営も経験。一部上場ホームページ制作会社時代にはCS営業マネージャーとして年間トップ売上を達成。ホームページでの集客をメインに、チラシとの連動・見込から来場までの動線設計など、新規のお客さんを効率的にクライアントの目の前まで連れてくる活動を専門とする。特にランディングページを使った集客は効果の高さから、内容を真似されて全国の工務店で使われているほどである。福岡県生まれ。

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