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郵便局でチラシを手渡してもらった結果、、、

2017.11.01 | マーケティングブログ

    先日クライアントからこんな話を聞きました。

    電話でしばらく話していてふとしたことから聞いた内容です。

    それは

    「郵便局でチラシを手渡ししてもらったんですけど反応ありませんでした」

    ということ。

    郵便局でそんなことやってたんですね。

    郵便局の窓口に来た方にチラシを渡すそう。

    例えば切手やハガキを買ったお客さんに商品と一緒に渡す感じです。

    ジョイントベンチャーですね。

    ブックオフなんかもやってますよね。

    お会計の袋にチラシが入ってたりします。

     

    さて郵便局でチラシを手渡しして反応がゼロだった。

    何が良くなかったんでしょうか?

    この話はフェイスブックを使えば問い合わせが来るといった期待と同じ話です。

    それはメディアに目を向けていること。

     

    「ホームページで反響が落ちてきた。どうやら最近はフェイスブックが流行っていてフェイスブックなら問い合わせ来るらしいぞ」

    「折込チラシの反響が落ちてきた。最近は新聞取ってない家が多いからな。じゃあ直接渡せればいいんじゃない?」

    というようにホームページやチラシで反響が取れない原因を「ユーザーにリーチできていないこと」にしてるんですね。

    でも本当にそうでしょうか?

     

    あなたが理想とするお客さんがいたとしてその人にチラシを見せたら商品を買ってくれるでしょうか?

    そもそも理想とするお客さんというような人が実際マーケットにいるでしょうか?そのマーケットはありますか?

    時代の変化は早いです。

    1年前に流行っていたチラシにはもう見向きもしなくなってるかもしれません。

    でも反響が落ちたのはそのチラシが見られていないからだと考えてしまう。

    それも原因としてはあるかもしれません。

    でもその前に考えなきゃいけないことはお客さんのこと。

     

    今のお客さんの頭の中がどうなっているか?

    何を感じて、考えて行動しているのか?

    これらを知らない限りお客さんが行動するようなチラシを作ることはできません。

    お客さんへのメッセージ、そしてあなたの商品を欲しがるお客さんがそもそもいるのかどうかというマーケットのリサーチ。何か変化がないかを常にリサーチする必要があります。

    そうしてできた広告をメディアに乗せてお客さんに届ける感じです。

     

    マーケットをリサーチしてメッセージを作る作業は大変です。

    反対にメディアを決めるのは楽です。

    選べばいいだけですからね。

    なのでメディアにフォーカスしてしまうのだと思います。

    ただメディアの選定に成功してターゲットユーザーに届いたとしても間違ったメッセージを届けていたのでは反響を得ることはできません。

     

    メディアの前に広告の内容を見直したほうがいいかもしれませんね。

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ブログ執筆者

岩崎 良 計400社以上の工務店・建設業のホームページの立ち上げ・運営・コンサルティングを行ってきた工務店マーケティングのエキスパート。大手建材メーカー時代には年間数100万PVにもなる新築、リフォームのポータルサイトの立ち上げ・運営も経験。一部上場ホームページ制作会社時代にはCS営業マネージャーとして年間トップ売上を達成。ホームページでの集客をメインに、チラシとの連動・見込から来場までの動線設計など、新規のお客さんを効率的にクライアントの目の前まで連れてくる活動を専門とする。特にランディングページを使った集客は効果の高さから、内容を真似されて全国の工務店で使われているほどである。福岡県生まれ。

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